系統確立についてA


253号(愛称ブライトスターより253という番号が有名となった) 51−235 B ♂ 細川英次郎作翔 ゴールデンスター号の曾孫(茨木エンゼルロフト血統書より転載)

 細川勢山系を確立された細川英二郎氏は、特に主翼が長く、羽軸は強く、羽質は厚く、弾力
のあるものを良しとした。


ブライトスター号 50−27711 B ♂ 山下鉄夫作 日本選手権合同鳩舎 福山−東京間600K総合優勝 253号の孫の孫(茨木エンゼルロフト血統書より転載

山下勢山系の系統確立

1.交配法について
 実例を参考にしながら、近親交配による作出鳩に異血交配を行い、次に主流系(勢山系)に戻し交配を行う

2.種鳩にする鳩の条件につい

@ バランスの良い鳩で体形はやや長めのもので骨格はしっかりしたもの。

A 肉質は張りが良く弾カのあるもの。

B 腰は丸く太く長めで姿が堅固で足の構えの良いもの。

C 背線は丸みで平らなもの。

D 眼は明るく鮮明で構造の豊かなもの。

3.淘汰につい

@ 立ちの悪いもの。

A 腰の上の軟骨が堅いもの。

B 羽毛が少なく薄いもの。

C 背線が極端に反っているもの。

D 二引きの線が薄くなっているもの。

4.その他

@ 生後30日前後で、理想に近い鳩の条件を判断する。

A 妥協せず確実に交配を実行することと、厳しい選鳩が、優秀なレーサー兼種鳩を作出することとなる。

B 大事な事は、鳩を良くつかむ事である。

C 目を閉じて静かに目分の手で確認するとよくわかる。

D 確認された鳩は、堅固で立ちと構えが良く、鍛え抜けぱ、すばらしい翔歴と遺伝能力が確認される。

E 交配も選鳩も甘く妥協してはならない。

 以上が私が理想とする理論である。

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