自由舎外につい

 レースマンなら誰しも総合優勝をするのが目標です。でも、仕事との両立、鳩舎環境、地理 的ハンデを抱えながら、レースを戦わざるをえないのは、鳩レースの宿命です
 私の鳩舎は、大阪府下ながら、ほとんど京都よりに位置する最も距離が短い鳩舎です。ですから、レースの日には、私の鳩が帰還しても、同時に上空を他鳩舎の鳩が通過すれば勝つことは出来ません。

 それでも何とか一生に一度でいいから総合優勝をしてみたい。総合優勝出来たら、鳩の飼育をやめてもいい。と本気で考えていました。しかしながら、現実は正に夢のまた夢。人に言っても笑われるような弱小鳩舎です。どうすれば勝てるのか、自分をとことん追い詰めて、考えに考えた末にたどりついたのが自由舎外でした。他にも、いろいろなテクニックや方法があるとは思いますが、自分にとって最高の方法を選択できた結果だと信じています
 ご意見もあるかとは思いますが、ご一読いただければ幸いです。
 自分の狙いのレースを極端に特化し、秋のシーズン、春の500キロまでを訓練とみなして、 完全に捨ててかかることは、非常にリスクが大きく、通常なら実行できるものではありませんでしたが、捨て身で獲得したこの使翔法が、皆様の参考となれば幸いです。


戻る